普段ビジネス書の類のものは読まないが、著者が小野和俊さんだったので読んだ。

小野和俊さんのブログはたしか2012年ごろにソースコードのコメント率は20%を切ることが望ましいあたりの記事かなにかをきっかけで見つけたような気がする。その後、2014年か2015年ごろまで読んでいた。Qiitaとか個人でサイト持ってる人が今と比較して少なかったということもあってか、当時は調べるとだいたい同じサイトにたどり着いたりするということが多かった気がする。そういうのを繰り返すうちに、気に入ったサイトの記事を繰り返し読んでいたというのがある。小野和俊さんのブログもそのうちの一つだった。ソフトウェアエンジニア関連の方のブログは当時の会社のPCで読んでいたので、退職に伴ってほとんどのブログは読まなくなってしまったが、当時大きく影響を受けたサイトのうちの一つであった。

今さらさらと眺めていると当時読んだ覚えのある記事ばかりで懐かしい。サイトのデザインと写真は当時と違うと思う。


その仕事、全部やめてみよう――1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」


やらないを決めることが重要ということは本の中でも語られているけれども、それ以外のビジネス的なアレコレとか政治的なアレコレとか書いてある。今この手の仕事のやり方の話は以前に比べるとかなり見聞きするようになったので、残念ながらそんなに真新しい話が載っていたとは感じなかった。(ただし、実践できているかどうかというと全くできてないが、それは別の話なので置いておく)

コンパクトにまとまっているという点ではよいかもしれない。あと、ご本人の性格なのか必ず対案というか反対側からの説明もあって、一長一短だという説明が多かった…気がする。全体を通して感じたのは、小野和俊さんご自身が寛容であり、何かを判断するときの判断のバランスが相当良いということ。読むだけだとサラッとされているように見えるけど、どうやっても負の感情とか欲目とか入ったりするので、この辺りは相当経験を積まないと難しいだろうなと思った。

その他、ブログの記事のプログラマー風林火山の話があったりして、そういう記事あったなぁ。などと思ったりした。


以下、感想書いてあるところを本文の要約とともに簡単に書き残しておく。

情報共有について

Amazonではおそらく共有・参照したいデータがシンプルにまとめられてあると思われる。という記述があった。プログラムの方はともかく、その他の情報を共有するのはかなり難しいと最近感じている。自分が書いたもの以外のものをサッと引き出すのはかなり難しい(例えばWikiにまとめているとか言っても、人によってまとめ方が違うので)のでこれはどうやっているのか気になった。

ラストマン戦略

「肉屋の中にも野菜に詳しい人がたくさんいる」要するに専門じゃなくて他分野も明るい人が死ぬほどいるという話なのですが、そうしたときに細分化した分野でトップを目指せという話です。まあ、これはムズイ。自分はあらゆるものが凡々の凡(かそれ未満)なのでもう諦めてる。

リスクをとることについて

起業理由の一節にリスクをとることについて言及してあったが、仕事に限らずあらゆるものごとに対して年取ると安定思考に倒しがちになるんだなぁ。と最近思っている。なので20代とかでチャレンジングにやったほうがいいよなと思った。自分も5~6年前に比べると安定志向に倒し過ぎてると思う。

見せ場を作る

ちょっとしたことで全力をだして見せ場を作れば、それが成長につながるという話は納得感があるし、自分の実体験としてもある。仕事も仕事以外でもある。あるけど、これ実際かなりしんどいので、自分はもう最近やってない。やってないのでダメ感・クズ感が増してるのはわかってるんだけど、しんどいのでKIBISHII…

本人に任せた方が成長が速い

これも実体験としてあるけど、ここ数年はもうモチベーションが上がらずKIBISHII…

やらないことを決める

これは自分はかなり得意な方だと思っている。とにかく仕事も仕事以外もやらないことを決めて実践するというの。でもそれやると…

  • 生まれた余暇でいらないことを始める
  • いらないのでやめる
  • 別のいらないことをやり始める

という負の無限ループが発生してしまうのでKIBISHII…


自分としてはいらないことをやめる。よりも、寛容でバランスよくの方が印象に残った本だった。