最近読んだ本の感想をまとめて書くシリーズ。ネタバレ含む。


創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち (新潮文庫)


ゲームクリエイターの小島秀夫さんが影響を受けた創作物を紹介していく本。もともと6年ほど前に出版された本にDEATH STRANDINGの発売に合わせて前書きと後書きを加筆する形となっているらしい。メタルギアシリーズのファンだったということもあって購入。映画好きというのは知っていたのでてっきり映画の紹介かと思ったけど、小説からマンガまで幅広く数多く取り上げてある。作品の紹介は上手いなぁと感心する。うっかり長らく欲しいものリストに放り込んだままだった「星を継ぐもの」を購入してしまった(ちなみにまだ読んでない)

過去の作品の創作の話やそこに込めた想いなどにも言及してあって面白い。メタルギアにウォークマンやiPodが登場する理由も読めばわかったりする。後は何回もシリーズが出た理由とか。DEATH STRANDINGやりたいという気持ちが改めて生まれてしまったものの、ゲームはもうやらないと誓ったので頑張って我慢する。

だいたいどの作品もさらっとネタバレが含まれているのでその辺りは注意がいるかも。


鹿男あをによし (幻冬舎文庫)


Kindle月替わりセールにあったため購入。その昔にTVドラマ化されていたのは知っていた。鹿男は何かの比喩かと思っていたけど、鹿化するとは思っていなかった。マイシカがウケる。出てくる場所はだいたい有名なところで場所を知っているといろいろと想像がはかどっておもしろい。


シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている (NHK出版新書 530)


Kindle日替わりセールで見かけて、この分野全然知らないので読んでみるかと思って購入。キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教・儒教をベースとしながら四大文明について解説していく感じ。さらっとさらうにはよいと思う。ただ、素人眼に見ても根拠が薄弱な見解がいくつか出てくるため本全体の信頼度がかなり揺らぐ。たぶんこの一冊で理解したつもりになるのは危ない。キリスト教の説明がやたら濃厚で後ろに行くほど説明が雑になっていく印象を受けた。

後は文体が統一されていない(あえてしてない??)のでそこも結構気になった。


【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女


Kindleザッピング中にタイトルと装画で購入。全く異なる内容だがコンビニ人間となんとなく雰囲気が似ている気がした。シュールで笑える。

割と序盤で「黄色のカーディガンの女 = むらさきのスカートの女」説、つまり黄色のカーディガンの女の妄想説が浮上した(私の中で)のでその後はそうなのかどうかを考えることを軸にして読んだ。そうともとれるしそうともとれない形で終わる。むらさきのスカートの女が消えるのは黄色のカーディガンの女の理想でなくなったからか、もしくは融合したからなのか。黄色と紫に意味があるのかとおもって調べたところどうも補色の関係のようだ。補色ということを考えると融合の方が自然か。


最近わかったのはレビュー数が多いのはだいたいなんかの賞を取っているということです。むらさきのスカートの女も2019年上期の芥川賞を受賞おり、結局自分も買うときは全くレビューがついてないやつとか★3くらいまでのやつは避けてしまう傾向にあるので、もう少しチャレンジしてもいいのではないかと思った。おわり。