12月末で現職を辞めます。今は有給消化中です。今日はなにかしらの記事を書く気分ではなかったのですが、明日から4日ほど旅行に行くということもあり、今書いておかないと二度と書かないと思うので重い腰を上げて書くこととしました。

謝辞など


まずはじめに、約4年近くの間、現職には大変お世話になりました。不満があったのも事実ですが、それを差し引いても、おそらく大阪(東京以外??)では珍しいくらい良質な労働・開発環境であったと思います。特にITを生業としない会社としてここまで整っているところは非常に少ないと思います。ひとえに上司のたゆまぬ努力のたまものであったと思います。また、社員の皆様も人として温かい方が多く、恵まれた環境でした。

この場で深く御礼申し上げます。

退職日が近づくにつれて、あらゆる面でもう少しやりようがあったのではないかと思うよになり、心残りも多く、いろいろと残念ではあります。

正直に書くと、社内のIT事務系(社内SE的な)の対応は割と露骨にやりたくないというのが顔に出ている状態で応対していたと自覚していたので、近寄りがたい人間というのが自己評価だったのですが、辞める直前には他部署の思ったより多くの方々から飲みのお誘いやご飯のお誘いをいただいたり、いろいろとお礼の言葉をいただいたりして驚きました。また、最終日には同じ部署内の方々から重ね重ね丁寧にご挨拶いただき、こちらについても割と見える形でよくない態度が出ていたと思っていたので意外でした。

チームに対しては割と打算的に辞めた腹黒い人間であるということを重ねて(酒の席で)主張したのですが、どうにも受け入れられませんでした。この場で改めて腹黒い人間である旨を重ねて主張しておきます。

現職でやったこと


自社開発でしたが開発以外もだいたい何でもやるような感じ(私以外もですが)で、おおよそ下記のようなことをやりました。

  • ECサイトの保守運用
  • 基幹システムの保守運用
  • WindowsのCUI, GUIのアプリ作成
  • Redmineの全社導入
  • 開発環境一式(GitLab, Mattermost, Jenkins)の構築・運用
    • Jenkinsはのちに廃止
  • 採用活動
  • ActiveDirectoryなどの管理
  • オンプレサーバの撲滅
  • その他 IT周りの事務処理全般

などです。入社時はGitサーバ無し(リモートリポジトリは一応存在していた)でブランチ戦略はmasterただ1本にpushするという男気開発で、課題管理もExcelなどでしたが、この辺りを一式置き換えたり(1社目でも同じことをやりましたが)またその過程でRedmineを全社の業務インフラとして展開したりしました。

少し愚痴っぽくなりますが、この開発環境一式については私の退職時にみんな引き取るのを渋った(??)うえに、以前からチーム内からはときおり不満が出ていました。私としては正直ゼロから構築しているわけで不満があるのであれば代替案を出すなり自分で構築するなりしていただきたかったなぁとは思います。ただ、Redmineに関しては全社展開時に利用してもらいやすいようにプラグインでてんこ盛りにしたのは正直失敗しました。これに関しては落ち度しかなかったと思います。

次の仕事について


受託開発でサーバサイドやる予定です。現職で使っている技術スタック的にはAWSはそのまま継続使用します。使用言語はほぼ間違いなく変わります。ただ、いくつかの言語のうちどれかを使うであろうというのはありますが、実際にどれを使うかは未定です。

転職動機


動機は上げればきりがないのですが、とりあえず箇条書き(順不同)にします。

  • もともと3年くらいで辞めようと考えていた
  • 現状のスキル・今後会社でできそうなことと、年齢や市場の需要を鑑みると機会的にはピークだという判断
  • そろそろ景気が悪くなりそう
  • 会社の事業方針とかがあまり明確でないと感じておりモチベーションが維持できなかった
  • ある意味ぬるい環境だったのでもう少しシビアな状況に身を置きたかった
    • 意見はほぼ全て通る、納期無し、特に管理もされていない
  • いろいろなプロジェクト、いろいろなシステム、いろいろな業種を経験したかった
    • 前職もながらく同じ製品の開発やサポートだった
  • 情報収集レベルで登録していた転職サイトでかなりアプローチをもらっていた
    • 目の前にチャンスが来ているのにみすみす逃すのがもったいないというのが大きい
  • プログラミングをはじめとする職業への参入障壁が低くなっていることへの危機感
    • 優秀な若手(自分より低い年齢を指す)の参入など
  • 自身がかなり保守的な考え方に偏ってきているのを自覚しておりそういう状況を打破したかった

ここまでがメインの理由です。ここまではだいたい同列くらいです。その他、下記のような理由がありましたが上記に比べると大した理由ではないです。

  • 意思決定にもう少しスピード感が欲しかった
  • 自社のプロダクトに愛着がわくタイプではないというのがわかった
  • メインの言語とフレームワークが好きではなかった
  • 思ったより事務作業が多かった
  • 通勤時間を短くしたかった(片道40分だった)
  • 対して仕事してないのに評価だけ右肩上がりするのがしんどかった

雑に書くと、現状の需要や今後スキルを伸ばせるかどうかという点を加味した上での転職という感じです。当初これらの理由を掘り下げて書くつもりでしたが、明日の旅行出発までに記事が完成しないと思うので、次にこれらを交えながらどういう転職活動を行ったのか書きます。

転職活動


利用したサービス

某IT系転職サービスとGitHubで転職系を2つ使っていました。GitHub偏差値で転職のFindyは「偏差値60を超えていてもスカウトが来ない」という意見が散見されますが、プロフィールをきちんと埋めていれば普通に来ます。偏差値の妥当性とそれから算出される予測の平均年収は疑問がありますが、メッセージが届く会社は使用している技術的には新しく有名な会社も多いです。

余談となりますが、GitHub解析で転職系のサービスを提供されている会社さんはPRだけじゃなくてレビューとかIssue回答みたいなのも加味すると他社と差別化できるんじゃないかと思います。モノにもよりますが、私の場合だとPRだすよりレビューとかIssue回答の方が労力を要するケースが多いです。

事業内容と面談

転職サイトで情報収集レベルで登録したところ、いくつも気になるやメッセージをいただきました。有名なベンチャーなども何社もあって、お話ししませんかレベルとはいえ、正直「自分のスキルセットでこのレベルの会社からメッセージが届くのか…」というのでかなり驚きました。ただし、体感95%くらいが東京でした…。

今回の転職動機は「今後スキルを伸ばせるかどうか」というのが大きい点ではありました。なぜスキルを伸ばしたいのでしょうか?

基本的にここに私の保守的な考えが滲みでているのですが、私がスキルを伸ばし続ける必要があると思っているのは「死ぬまでちゃんと食べていきたい」というのが根本の理由です。要するにあぶれたくない。この1点につきます。

自分自身は明らかに何かのスキルに特化したタイプのエンジニアではないです。従って、引き出しの数を増やす方向に振った方がよいだろうと思いました。そういったものも含めて下記を基準として話を聞いて(面談)みました。

  • とりあえず業界内(Web)で有名な会社
  • ブランドが確立されている
  • 複数の事業がある
    • 多くのプロジェクトに携われたり、複数の案件を担当できそうなところ
    • よほど事業に理解と関心がないと単独の事業にコミットするモチベーションは継続しないと思った
  • 時代にあわせて柔軟な舵取りができそうな会社
  • スピード感がありそう
  • 可能であれば人が多い
  • 可能であれば社会貢献性が高いもの

だいたい7~8社近く話をお伺いしました。現職と特にチームメイトには非常に申し訳ない上に心苦しいのですが、やはり人の数が少ないというのはいろんな点で厳しいのでその辺りが会社の知名度とかの希望に反映されています。

GitHubに上げているコードにScalaが多い(中身は大したことない)ということもあってか、アドテク系で気になるしていただくことが結構多かったのですが、個人的にWebも含めてIT系の広告はあんまり好きくなくて、そういうのもあって気は進みませんでした。そういうところは給与は良かったですし、技術的にも面白みがあるのですが、やはり気が進まず、損得とかお金とかを割り切れる人間ではないというのはいい加減自分で理解しているのでもうこれはそういう性格で付き合っていくしかないと思っています。資本主義が厳しい。

最初にメッセージいただく時点でエンジニアが噛んでいると思われるものはだいたい丁寧に書類とかリポジトリも見ていただいているのがわかったりもして、こういうのは好印象ですね。逆に、現住所大阪と記載しているのに「まずは気軽に弊社のオフィス(東京)まで遊びに来ませんか」というようなメッセージをくださる会社さんが何社かあったりして(しかも有名なところでもこういうことをする)こういうの、本当によくないと思いますよ。

また、既に書いた通り大半が東京でした。例えば、今なので書きますが昨年行った東京旅行日最終日に2社ほど面談にいったりしました。当時の記事では「午後から予定があったので」などと濁していますが、これは面談でした。この時に初めて面談を経験しました。駅のロッカーに誤って筆記用具一式を放り込んでしまったために手ぶらで面談を受けたのですが、失礼だったなぁと反省してます。

勤務地について

面談を受けた中で大阪の募集があったのは2社だけでした。

もともと大阪にこだわっていたわけではなく、はじめはむしろ東京に行ってもいいと思っていました。しかし、面談の回数が増えてきた頃に、ちょうどSNS疲れなどでとにかく人に接したくないという気持ちが高まったりしていきました。しかし、圧倒的東京にしかない…どうするか迷っていたものの、電車に乗るたびに「グワ~~~~~」という気持ちになるので、これより人が多いということを考えると、やはり絶対東京無理だな。と思って一旦関西で活動してみることにしました。

余談ですが、正直なところ、私は大阪に住むのもかなりしんどい(人口密度的な意味で)と感じるようになってきており、可能であればほどほどの地方都市(広島や岡山くらい)に引っ越したいと思っています。

応募を迷っていた理由など

たびたび面談は受けていましたが、応募にまで踏み切っていませんでした。その理由は…

  • 人数が少ないのでやめる場合は影響が大きい
  • チームはわりとうまく動いてきているタイミングで辞めるのか
    • ワンマン気味の体制からチーム的なのに変わりつつあった
  • 稼働から時間がたってきたり、稼働時の人間が誰もいないなどで謎機能が複数ある
    • 自分が歴史的事情も含めてそれらを一番お察しできる
    • レガシーなものを残したまま去ってよいのか(自分が作ったわけではないけど)
  • チーム内で明らかに自分が一番実力が低いのにその人間が転職していいのか
  • やっぱり東京に行きたくない(が東京求人しかない)

などです。

しかしながら、その反面で「確かに状況的に抜けるのが厳しいのはわかる。じゃあ後何年やればいいのか?1年, 2年, 3年?結局長くなるだけでは?」という気持ちもありました。また、自分は直近1年ほどかなり保守的な方向で決定する傾向にありました。その昔、学生時代にお世話になった人が「現状維持は衰退を意味する」というような旨のことをおっしゃっていたのを今でも記憶しており、いつの間にか自分自身がかなり保守的に判断しがちであることと、それが明らかに会社にとって良くないであろうということは自覚していました。

これらが原因で応募を渋りながらも面談は受け続けるという状況を生みました。

応募の経緯と決めて

こんな条件・状況であれば、活動は困難を極めると思われました。そんなところ、東京の求人でとある会社さんと面談をする機会がありました。正直なところ「東京なので厳しいがある程度知名度があるのでとりあえず聞いてみよう」という気持ちで面談を受けました。

その面談の中で、東京というのがネックだというお話をさせていただいたところ「Webサイトで求人をだしているところはどこでも受けていただいていいです。ぜひ受けてください。」とおっしゃっていただき、大阪で応募したい職種がありました。その他、現職の人数が少なかったこともあってすぐに応募できない旨を説明したところ「入社まで全然待つのでぜひ受けてください」といっていただきました。

この会社も含めてなのですが、面談で話を聞いたところはだいたい実技試験が課されており、それが応募を渋っていた理由の一つでもあります。しかし、こう言っていただいて気持ちがのせられたというのもあって「どうせ実技試験で落ちるから受けてみるだけ受けるか」という軽い気持ちで受けてみたところ受かってしまいました…。

他社は受けていませんが、決めては下記のとおりです。

  • 複数のシステムに携わることができそう
  • ある程度の知名度がある
  • スピード感がありそう
  • 時代の流れにあわせて変化できそう(生き残れそう)な会社
  • 実技通過してるので、まあ、ついていけるラインではあるであろうという点
  • ある程度プレッシャーがかかった環境下で仕事ができそう
  • 受託なので対顧客対応をする機会がありそう

ただ、今更ですがせっかくの機会だったので東京の会社も受けてみてもよかったのではないかという気持ちも少しばかりあります(え??

その他


その他、思ったことなどを雑に書いておきます。まず、やっておいた方がいいと思うものについて。

  • 定期的なスキルの棚卸。いざ書こうと思うと難しい。
    • どこかの転職サービスで定期的に追記するようなのが望ましいと思う
    • どこのサービスも企業からのアクションを受け取らないみたいなのはできるので、自分のみ閲覧できる職務経歴書みたいな感じで利用するとよいのではないかと思った
  • 個人情報的なのを気にするのであれば自分でポートフォリオ
  • せっかくの機会なのでカジュアルに面談受けてみたらいいんじゃないかと思う
    • 採用側はちゃんと履歴書みてからアプローチしてきてくれマジで頼む

面接について。

  • 想定問答で仮想面接しまくる
    • できれば声にだして説明する練習をしておいたほうが良い(自分は急に聞かれても上手に回答できないので)
    • 声に出しておけば本番で多少は緊張しなくなる
    • なお想定問答が外れまくってガチガチに緊張した模様
  • 面談で慣れてるから緊張しないだろうなどと高を括ってはいけない。全然違うのでマジで緊張する
    • 同様に普段自分が採用側で面接しているからといって緊張しないだろ(ry
  • データで提供してくれる写真屋でとって履歴書に貼り付けると枚数制限がなくていいと思う
    • 結局、自分の場合は使わなかったけど

自身も採用していた側としての視点でいろいろ書きたいこともあって、雑に書き溜めていたのですが既に長くなっているのでここに書くのは諦めます。

あと全体的に4年前の転職活動の時よりも東京一極集中しており、完全に厳しい。もはや東京出身というだけで圧倒的アドバンテージだなぁと。田舎に生まれると人慣れしてないからこの歳になってもう都会が嫌だとか言いだすし、都会に生まれるとかいうのはね、もう覆しようのないアドバンテージだと思いました。私とか田舎の両親を介護することになったらどうすんねんとかそろそろ考え出してるわけですが、都会に生まれるってのはそんくらいアドバンテージだと思うんですよ。マジで田舎の中でもさらに僻地に家を建てた親父の思考が理解できない。つらぽよお。

その他、ポートフォリオとしてブログのURLを書いていた場合に、あまりブログにふざけたこと書いてると恥ずかしいことになるので(実際に何か言われたわけではないですが)「この人たち、私のふざけた文章読んだかもしれない」というお気持ちが発生するのでよくない。あと、少しキツ目の物言いを書いているとマイナス要素になるかもしれないとかでハラハラする。

最後に


「運も実力のうち」ということわざについてきちんと考えたことは今までなかったのですが、今回の転職活動を通じてこのことわざの意味が分かった気がしました。今回の転職は運が良かったと思いますが[1]、それはGitHubやブログで継続的にアウトプットしたからこそであると思います。(ブログは最近は技術系の記事書いてないけど)

結果的にGitHubで転職系のサービスを通じての転職ではなかったです。しかし、これらのサービスが自身の市場価値を考えるきっかけと面談を受け始めたきっかけとなったのは間違いないです。もちろん、これらがなくてもちゃんと履歴書書いてサービスに登録するか自分からアプローチすれば今の市場感だと機会はいくらでも(東京ならば)あると思いますが、自分はほぼ100%受け身の転職活動だったのと、そもそも先に書いた通りこれらのアウトプットがなければ受け身の転職活動を始める機会すらあったかどうか怪しかったです。

なんだこれ、めちゃくちゃ長い記事になってしまった…。これで入社してすぐやめることになったら恥ずかしいので頑張る。おわり。


  1. まだ次のところで仕事してるわけではないので言い切れないですが ↩︎