Kindleザッピングでお買い物シリーズ。タイトル買い。


コンビニ人間 (文春文庫)


超絶雑に書くと普通とは何なのかが、いわゆる普通でない36歳独身コンビニアルバイトの女性を中心に描かれる小説です。3x歳独身オッサンには身につまされる部分もありますが、読み易い上にテンポも良く、短いので(もう一人の普通じゃない35歳のオッサンが出てきた辺りはイライラしましたが)そこ以外は一気に面白く読めました。著者の村田沙耶香さん関連のWikiを読んだらわかる(※Wikiの本のあらすじはサラッとネタバレしてあるので注意)のですが、ある程度ご本人がモデルになってるのではないかと思います。そういうこともあって著者の方に興味がわいたので著者の他の本も読んでみたいと思いました。

最後の解説に文章としての技巧が書いてあって、そちらも自分が普通に読む分には気付けないものがあり、これもよかったです。

2016年芥川賞受賞とのことでAmazonに大量のレビューがあるわけですが、例えば「芥川賞にふさわしくないので★1」みたいなレビューが(しかもそこそこな数)あったり、明らかにこの人は本読むのに向いてないのでは?と思うような感想もあったり、本に対して求めている(感情移入を求めている人が結構いたりとか)ものが個々人によって異なるというのがよくわかって、まあ、いろんな感想がある(人間がいる)もんだなぁという発見もあってそういった点でも面白いです。

ちなみに、私自身はコンビニでバイトしたことはあるのですが、コンビニのバイトという描写そのものに対しては特に思うところはなかったです。