同僚と2人で面接官やってるのですが、採用基準的なものでよく相違があるので思ってることを雑に書き残しておく。今回書く内容はだいたい同僚には言った。

私と同僚で結構候補者に求めるものが違う。具体的には自分は開発に対する考え方とかポリシーみたいな、いわゆるマインド的なものを重視するが、同僚は技術面重視(ここでいう技術面はソフトスキル以外のものを指す)で、この差は何か考えたところ、おそらく私と同僚のバックグラウンドが違うからという結論に(私の中で)至った。

自分が技術よりもマインド的なのを重視する傾向にあるのは、大学で専門で学ばずにやってきたというのがたぶんある。大して同僚は専門的にやってきており、そこのバックグラウンドの差だと思う。

私の普段のブログとネットでの(なるべくクローズドで居たいという)振る舞いからすると意外と思われるかもしれないが、自分は割と(必要な場面では)喋る。面接ではとにかく私がかなり喋っている感じで、面接だけでなく面談(実応募の前のカジュアルなやつ)みたいなのもやったりしてるけども、それもYoshinoriNワンマンショーみたいな感じでとりあえず面談に来ていただいた人の質問に対してもう全てを包み隠さず私が喋りまくっている。

今日も面接があったのだが、今日も今日とていつも通りに私の質問と受け答えが面接時間の多くを占める形(応募者の回答を除いて)で面接が終了した。前回の面接の時に同僚に「マインドも必要なんですが、マインドの質問時間が長すぎるので、もっと技術面で突っ込んで聞いてください」といわれたので今日は頑張って技術面も結構聞いたのだけれども、やはりマインド的なのをかなり聞いてしまった。余談になるけど、自分は面接時にヒントというかヘルプみたいなのを出し過ぎているのではないかと思っていて、そういうのもあってそれも今日は結構我慢した。[1]

自分も技術を軽視しているわけではないけど、それは本人のマインド次第である程度どうにかなるんじゃないかと思っているし、そう思うのは自分自身が専門でやってきていないということと、現に大したレベルでない自分がやれているという事実がある。技術面だとチーム内だと最古参の割に低い方だと思う。飲み込みも悪いしすぐに忘れる。そういうこともあってか、自分は面接の場ではマインド的な質問[2]がどうしても多くなってしまう。しかし、同僚はもっと技術面で判断したいようだ。おそらくこれは個人のDNAのようなものだと思うので縮みはしても埋まらないと思う。たぶん。

こういったことが無いように、あるいは限りなく少なくするために、社内でどういう人材が欲しいかコンセンサスをとるのが、まあ真っ当なやりかたの気がする。

もちろん、いちおうそういうのはやっていて、これくらいの技術水準で…というのはある。あるんだけど、これがまた難しくて、いわゆる採用サービスで候補者のレジュメを閲覧すると、まずレジュメそのものをちゃんと書いている人が1割[3]もいない。ので、もうこの時点でかなり難しいというのがわかると思う。まあ、割合が低くても検索条件を変えれば母数は変わるし、エージェントを通しているサービスを使えばちゃんとレジュメを書いている人の割合は大幅にあがるんだけど、この辺の話は長くなるし本筋からそれるので割愛する。

話を戻すと、そうなると私の間隔からするとレジュメちゃんと書いていれば仕事できるだろうし、向こうがせっかく興味を持っていただいたのであれば、あるいはそれなりの経歴のある人であればこちらからアプローチして、面接じゃなくて面談してみればいいんじゃないの。ぐらいの気持ちになる。要するにとりあえず興味持っていただいた人には、極端に満たないレベルの場合を除いて面談してみればいいんじゃないの的な。

ところが、ここで同僚とのギャップが発生してしまい、同僚的には「経験している技術とかがマッチしないので…」みたいなことになってしまう。後は私の判断では「自分自身はこの年齢の時にはこんなのできてなかった」とかそういうのが入ってくるので、とりあえず面談してみればいいんじゃないんですかね。という感じになる。もちろん私の過去の経歴がそうでないからといってそれを採用に持ち込むのは立場の分離ができていないという話になるけど、その分離をするのは自分には難しい。

要するに採用は難しい。おわり。


  1. 候補者が詰まっているのを見るとなんか心苦しい。そうなるのは準備不足といえるのかもしれないけど、思いとか考えは全部話してほしいと思っている ↩︎

  2. ここでの質問は面接の場のみであって、面談の場合はそれは選考ではないので面接時のような質問はしないというスタンスでやってる ↩︎

  3. 1割は言い過ぎかもしれないけど、少なくとも2割もいない ↩︎