2014年 イギリス。Amazonビデオで視聴。

エクス・マキナ [Blu-ray]

まず、結論から書くと期待した内容じゃなかった。アカデミー賞ノミネートとか書かれていた上にスーパープログラマーが出てくるとのことで、技術的なところを掘り下げた超大作的な内容の映画かと思ったのですが、残念ながらそうでもなく割とありきたりな内容でした。そもそも、ノミネートも視覚効果部門だったのでこの辺り「ノミネートされとるやんけ!!よっしゃ観たろ!!」でパッと観たのも悪かった。

内容はAIを軸にしたサスペンス的な感じで、いちおう「人とは何なのか」的な問いかけはAIのエヴァとケレイブの会話であったり、AIと原爆を懸けたりするものの、なんかこう、なんかうう~ん。ちげ~んだよ。サスペンスを観たかったわけじゃないんだよ…。スーパーハカー主演の情報技術をリアルに掘り下げてAIの問題に立ち向かう的な内容の映画を期待してたんだよ…。

全体的にかなり突っ込みどころが多いのですが、突っ込ませないオーラを出しており、その辺りはかなり上手かったんじゃないかな。と思いました。ここが下手だと「社長!こんなとこに一人で住んでんすか!!アレは??コレは??」みたいになるんですけど、作品全体から出ているサスペンスの雰囲気があまりそういうツッコミを受け付けないオーラを出しており「細かいところを突っ込むのも野暮だよな。映画だし。」という気分にさせられます。時より出てくるどこか冷たさを感じる大自然の映像や意図的に他者を排除した空間などの様々な要素が融合して有無を言わせない雰囲気を醸し出しており、かなり丁寧に作られていたような気がします。

この全体の雰囲気を優先するために細かい部分はバッサリ割り切って作製したんだろうな。というのが伝わってきたので、それはそういう方向ということでいいんじゃないかと思いました。ただし、セキュリティのプログラムを書き換えるシーンはいくら何でもマッハでコーディングしすぎじゃないかと思った。突っ込むのが野暮って思ってもアレはマッハすぎ。マジマッハ。

それぞれの役者さんの演技はかなり丁寧で、特にエヴァの役者さんの演技は最初はAIながらもどこか機械っぽい演技(効果音が付いていたのもあるとおもう)でしたが、ケレイブとの会話を重ねる度に自然になって行くので、ただただ「上手いなぁ」という感じです。

後はケレイブは閉じ込められたってもアレは誰か迎えに来るでしょ。だって会社のみんなは帰ってくるの認識してるはずだしさぁ。それに社長だって長期で連絡付かないわけだし、誰か見に行くでしょ。

まとめるとこんな感じ。

  • AIを軸にしたサスペンスだった
  • AI脅威論とかそういう内容じゃなかった
  • 雰囲気はかなり良かった。特に自然映像はいい。マイナスイオンを感じる
  • (個人的に勝手に)期待した内容じゃなかったけど悪くはなかった
  • ケレイブはたぶん助かる

以上。