3ヶ月くらい前からA3とB3の打鍵後に指を離すタイミングで「カチャ」っという異音がするようになってしました。これの修理をお願いしました。

機種はカワイの「CA95」です。2013年購入でちょうど4年くらい経ってます。まず、結論から書くとこれは「CA95」と「CA65」の不具合で無償で対応して頂けました。販売後2年で発覚した不具合だそうです。従って、発覚後に製造した個体は既に対応済みとのことで発生しない問題とのことでした。

流れ


11/19(日)

カワイの修理依頼ページの内容を一通り読んだ後にインターネット申し込みから申し込みました。

11/20(月)

担当者の方から電話が掛かってきました。電話で日程を決めました。土曜日は12月の頭まで埋まっていて日曜日は休みとのことで、先方から23(祝日・木)でどうですか?という提案があったので、承諾しました。

この時点で機種と症状(申し込み時に入力済み)から鑑みて、メーカー不具合と思われるので無償対応しますとの旨を伺っていました。

11/23(木・祝日)

修理に来ていただきました。

修理内容とか風景とか


原因は鍵盤の先端に取り付けてあるフィルムが打鍵によって劣化することにより発生するとのことでした。下図ではフィルムがずれていますが、これが打鍵時に隣の鍵盤と擦れて「カチャ」っという音が発生していました。また、フィルムの下の黒いのは粘着性なのでそれがハンマーに付着し、鍵盤が重くなるようなケースもあったそうです。

私のピアノは割と軽症だったようです。まぁ、あんまり使ってないですからね…。

まあ、私が対応したわけではないのですが、写真を何点か撮らせて頂いたので載せながら解説します。

要するに、このフィルムをはがして新しい素材に取り換えるとのことでした。新しい素材では劣化による同様の問題は基本的に発生しない(交換した素材でも長年使えば同様の問題は発生しうるが、電子機器なのでその前にその他のところがアカンようになってしまう…。という風に私は解釈しました。)とのことです。ですので、対応も1回は無償とのことでした。ただ、フィルムを張り替えると高さが変わってしまう上に、仮に高さが変わらなかったとしても現在問題が発生していない鍵盤でも今後問題が発生するとのことで、88鍵の全てのフィルムを交換して頂きました。

上の写真が交換後のフィルムです。なお、このフィルムは交換前のものと高さが異なるためタッチも変わってしまいます。(理論上は…です。正直解りませんでした。) これでタッチが変わったと言って訴訟に発展したことがあるそうです。

私のスゴク個人的な意見を書くとこんなレベルのタッチの違いがわかる人は電子ピアノじゃなくて生のグランドピアノを買うべきでは…。カワイの最上位機種とはいえ、30万以下の電子ピアノですし、そんなものにそこまで求めるのは正直アレという気がします。(30万が安いと言ってるわけではないです。念のため)というか、フツーの常人にはこんなもん解りません。住宅事情が絡むのであれば、ヤマハのAvanGrandのいっちゃんええやつでも買ったほうがいいのではないでしょうか。

すみません…。曲を弾いたら明らかにわかるレベルで変わってました…。重く・もっさりした感じになってました。ただ、設定でタッチを1段階軽いものにするとかなり好みな感じになりました。

そもそも、タッチの差は確かに大きい問題だとは思うのですが、そんなこと言っていたらレッスンとかコンサートの時とかどうするんでしょうか?わざわざ自前の電子ピアノを持っていくのでしょうか?この辺りスゴイ疑問です。

話がそれましたが、奥に見える逆向きのネジのようなものが鍵盤とハンマーの接触部分ですね。症状が進行しているものだとハンマーの接触部に粘着物質が付着している場合もあるそうです。

ついでに鍵盤の下を掃除させて頂こうかと思ったのですが、なんと、写真の通り何もありませんでした。ですので、鍵盤の隙間にゴミを落としまくっても演奏には影響がない(※機種によります。念のため)とのことです。結局掃除はしませんでした。みんな、鍵盤の上でガンガン食事していこうな!!

ちなみに金色のピンは鍵盤の隙間を調整するものだそうです。

電子ピアノの上位機種は実際のグランドピアノと同じように鍵盤ごとに重さを変えています(グランドピアノの鍵盤は低音が重く、高音が軽いようになっています)が、重さを調整するためのネジです。鍵盤裏側の黒いやつです。

ハンマーとか。

所感


2時間半くらいの作業の間、横から写真を撮ったり、いろいろ質問させて頂いたりで圧倒的ご迷惑をおかけしました。重労働ありがとうございました。という感じです。いろいろとおもしろいお話も聞かせて頂いたので別途書きたいと思います。