久しぶりに映画見ました。Kindleで。多少ネタバレしてます。

冒頭は「今から見えたトランプを思い浮かべてください」のよくあるマジックで始まり、直後に思い浮かべたカードがビシッと当たる。掴みはバッチリ。続けて、自己紹介代わりに4人のマジシャンのマジックが披露され、彼らはある目的で招集される。招集された4人はラスベガスのショーで派手な銀行強盗マジックを行う。暴き役のサディアス(モーガンフリーマン)がマジックの種明かしをして…

というところまでは良かったんですけど、この映画、良かったのはそこまでで、後はビミョーでした。

何がビミョーだったかっていうと、どんでん返しで観客が「騙された~」的なのを狙っている(?)と思うのですが、最初から黒幕がいるのが解ってるんですね。まあ、まだ解ってるくらいならいいんですが…。映画内でよく出てくるマジック用語の「ミスディレクション」を借りると、ミスディレクションが見え見え過ぎなんですよ。こちらも最後にどんでん返しが来るのが解ってるので「黒幕は誰だろう?」と考えながら見るのですが、ミスディレクションがドヘタ過ぎて、全く騙されないんですよ。ビックリするぐらい…。伏線が上手い映像作品だとさりげないシーンにわからないように混ぜてあったり、思わし気なシーンで「これはそういう意味かな?」と思わせといて、実は真逆だったとか。ですが、この映画は全部セリフでミスディレクションを誘おうとするんですよ。しかも、それがドヘタクソなので、ミスディレクション誘ってるのが解りすぎて興ざめ…。

最後まで黒幕は解らなかったものの、消去法で「こいつかこいつ」くらいまでわかってしまう。なので最後に「黒幕はこの人でした~!さぁ~メリーゴーランドだ~!」とかやられても…。おまけに、マジシャン組のリーダー格のダニエル(ジェシー・アイゼンバーグ)が「まさか…あなただったとは…」とか言うんですけど、こっちとしては途中から黒幕がある程度わかってしまってるので余計に興ざめ…。観てるこっちとしては「ふ~ん…で???」くらいの感想しか出なかったですね…。また、伏線がちゃんとしてる映画だと、もう一度はじめから見直したときに「なるほどこのシーンはこういう意味だったのか…だから、ここにこう繋がるのか…」ってなると思うんですけど、たぶん、この映画の場合だともう一回見直したとしても、どうやってもなぜこの人が黒幕なのか全く解らないと思います。まぁ、一回しか見てないですけど。要するに伏線の張り方がドヘタクソです。

ラストの方で唐突に恋愛要素が入ってきてしまうのですが、これも必要だったのか…。特別、恋愛に発展するような要素がなかったんですよ…マジで。ありますよね、この映画に限らないけど「なんでこの2人が急に…???」的なやつ。ラストのシーンのために必要だったんでしょうが、それなら全体の中でもっといい感じの雰囲気に持っていくようなのがないと(全くないわけではなくて、ホントにちょっとだけあるにはある)説得力がないなぁ…と思いました。これがもう少し上手ければ「終わり良ければ総て良し」で済んだのではないかな。と思うんですが、そうでもなかったので「ふ~ん」という感じです。

また、ラストで「オレの契約は綿密だったんだ」的なセリフがあるんですが、綿密だったかぁ???ちょっとアレだったら破綻するような要素が散りばめられてたような気がするんですが、気のせいだろうか…。まぁ、この辺りは映画なのでツッコむのは野暮かもしれない。

冒頭の思い浮かべたカードを当てるというのが個人的にピークだった(これも観る人によっては当たらないと思う。私は当たった)ので、竜頭蛇尾な映画だったなぁ…という感じです。ただ、映像は綺麗でしたし、大掛かりなマジックでのカメラワークとかもよかったですし、アクションシーンも割と多めだったりして、映画として別に悪かったというわけではなかったかなという気もします。そんな感じで「まぁ、至って普通の映画かな」という感じです。(ボロクソに書いてるように見えますけど、別にそこまで悪いわけじゃいです。)

どうでもいいんですけどWikipediaのジェシー・アイゼンバーグさんの写真がFacebookのマーク・ザッカーバーグさんにメッチャ似てません?