前回の記事で書いたユーザー大量追加作戦が失敗したのでPostfix
のエイリアスを使ってテストメールアカウント(エイリアス)を大量作成しました。
どうするのか
server1
というローカルユーザーを作成して、全てのメールエイリアス宛のメールはserver1
で閲覧します。テスト用のメールアドレス宛でメールが届いたのが確認できたらよかったので、ローカルユーザーをいちいち作成する必要はなかったということです。
環境
- Postfix 2.10.1
エイリアス用のファイル作成
/etc/aleases
に記述してもいいのですが、今回はあまりにも件数が多いので別のファイルに記述しました。
ファイル名はp_aliases
にします。
こいつにこんな感じで転送元のユーザー名と転送先(server1)をつらつらと記載していきます。このとき、転送元(user1、user2…)はローカルユーザーとして存在しなくても構いません。
1 | user1: server1 |
シェルスクリプトも不要です。Excelあたりでささっと作成します。久々にExcelに感謝です。
このファイルを/etc/postfix/
に格納します。
Postfix
/etc/postfix/main.cf
の下記を変更します。
1 | #エイリアスファイルを指定 |
下記のコマンドでPostfixにエイリアスファイルが変更したことを認識させます。Postfixの再起動は不要です。
1 | postalias /etc/postfix/p_aliases |
あとはuser1@メールサーバーのドメイン
に送信すればserver1@メールサーバーのドメイン
でメールが届いているのが確認できます。
参考
下記の記事を参考にさせて頂きました。Postfixでのその他の転送設定も記載されてます。